トイレトレーニングも終盤、日中のおむつはほぼ必要なし・・・というところまできても、夜は不安でまだおむつをはかせているご家庭も多いことでしょう。
今回は、お子さんのおねしょ卒業、そして親御さんの心配解消のために、原因と対策についてご紹介しますね。
私の娘も3歳後半まで夜だけおむつを使用して寝かせていました。
我が家はわりと平和におねしょからも卒業できましたが、小学生になってもおねしょが治らずに悩んでいるママさんもいらっしゃいます。
今回はおねしょや夜尿症、対応方法などご紹介していきますね。
おねしょと夜尿症の違いとは
おねしょに困っているほとんどのママさんは、「単なる子供のおねしょ」と考えているでしょう。
でも、実はおねしょと似ているもので『夜尿症』というものがあります。
おねしょとは、そもそも排尿に関わる体の機能が未熟な幼児が夜間におもらしをすることで、2歳まで頃までは毎晩のようにおねしょをしますが、年齢とともに減っていくものです。
しかし、夜尿症は5歳以上で月1回以上のおねしょが3ヶ月以上続くものとして、これに当てはまる場合は単なるおねしょではないかもしれません。
おねしょの原因とは?
おねしょの原因は大きく2つあります。
1つ目は、膀胱の容量が少ない場合
2つ目は、おしっこを作らないようにする抗利尿ホルモンが睡眠中にうまく出ていない場合
また、幼児には排尿に関わる体のメカニズムが整っていません。
大人は尿が膀胱に溜まって神経を刺激されると尿意を感じ、夜中でも目を覚ますのが普通ですが、眠りの深い子供は尿意が生じても目を覚ますことができず、結果おねしょに繋がってしまうのです。
その膀胱自体の働きにも、大人と子供では大きな違いがあり、そのこともおねしょの原因となっています。
膀胱は非常に伸縮性のある臓器の一つで、その伸縮性は自律神経のバランスに左右されます。
就寝時などリラックスしているときは、副交感神経が働いて膀胱が収縮し、尿が溜まりにくくなると考えられています。
子供はその機能が未熟なうえ膀胱が小さいため、眠りが深いと副交感神経が大きく働き過ぎてしまい、膀胱に尿を十分に溜めることができなくなるのです。
もう一つ、尿の生成量を減らす抗利尿ホルモンというものがあります。
睡眠中はこのホルモンが多く分泌されるので尿が生成されにくいのですが、子供はこのホルモンの分泌量が未熟であるために多くの尿が生成されてしまいます。
子供のおねしょの現状とは?
おねしょは排尿に関わる膀胱機能が整ってくれば次第に減っていきますが、なかには小学生でも続く子もいます。
5〜6歳:約20%
小学校低学年:約10%
小学校高学年:約5%
おねしょは5歳児の20%にみられますが、これが半分の10%になるのに5年以上かかります。さらに、放置しておくと成人になっても残ることもあります。
引用:えのもとクリニックHP
おねしょで悩んでいるママさんの声
おねしょに関する悩みは様々ですね。
おねしょ後の布団や衣類の後始末が負担に感じて叱ってしまうママさんも多い一方、子供に大きなストレスや不安があるのではないかと心配でたまらないというママさんも多くいます。
おねしょの直し方
おねしょの原因は膀胱の機能やホルモン分泌などの体の未熟さからくるものなので、子供がおねしょをするのは仕方のないことです。
ですが、ママさんの負担やおねしょで起きてしまうお子さんのことを考えると、少しでも回数を減らしたいものですよね。
成長とともにおねしょは減っていきますが、生活スタイルを見直すことで、おねしょ改善につながることもあります。
例えば、カフェイン入りの飲み物に注意してみてください。
赤ちゃんの頃はカフェイン入りの飲み物を意識して飲ませていなかったのに、成長するにつれてあまり気にしなくなり、大人と同じお茶などを与えてしまっているなんてことありますよね。
カフェインには利尿作用がありますので、その点要注意です。
なるべく就寝直前にトイレに行かせる習慣をつけるのもおねしょ対策の一つです。
寝る前に牛乳を飲みたがるなんてお子さんも多いかもしれませんが、夕食後の水分はなるべく控えましょう。
受診を検討した方がいいケースとは?
おねしょは個人差はあるものの、成長とともに減っていくものです。
しかし、5~6歳になっても頻繁におねしょをしている場合や突然おねしょが再開してしまったときなどは受診を考えてよいかもしれません。
早めの受診は早期改善につながります。
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